第７回日本言語聴覚士協会　九州地区学術集会

沖縄大会 大会長　久志 紫乃（沖縄県言語聴覚士協会 会長）

　第７回日本言語聴覚士協会九州地区学術集会　沖縄大会

第７回日本言語聴覚士協会九州地区学術集会を沖縄で開催するにあたりご挨拶申し上げます。
本大会のテーマは「地域で創るゆい（結）まーる」を掲げ、言語聴覚士がこれまでの４０年余りの歴史の中で、もっともいろいろな領域、職種の方々との連携が求められています。
言語聴覚士がこれまで担ってきた「きこえ」「ことば」「食べること」「コミュニケーション」に対する支援の場が、病院や施設、学校領域から地域へと広がりをみせています。昨今、頻回に耳にするようになっている地域包括ケアシステムの構築・2025年問題に関して言語聴覚士が今、取り組まないといけない事、求められている事を再確認する必要があります。沖縄県でもすでに市町村への地域ケア会議助言者の派遣がスタートしており、県や市町村の担当者、リハビリテーション関連職種との連携が進んでいるところです。今大会では、関連する分野からシンポジストをお招きし、今後の沖縄県における地域包括ケアシステム構築について意見交換を行いたいと考えています。
　日本言語聴覚士協会の深浦順一会長の特別講演では、「失語症意思疎通支援事業」について、最新情報を含めたお話をして頂き、沖縄県の担当者にもご参加頂く予定となっております。
　また、教育講演では志學館大学の飯干紀代子先生のご講演や市民一般公開講演として琉球大学医学部附属病院耳鼻咽喉科の我那覇先生による特別企画、日本福祉大学の近藤直子先生の教育講演など盛りだくさんの内容となっております。ぜひ、沖縄大会へご参加いただき、言語聴覚士同士の交流を広げ、多くの学びが得られることを願っております。
　沖縄県はリゾート県としても有名です。首里城などの世界遺産や美ら海水族館、ソーキそばに氷ぜんざい、オリオンビールと泡盛など楽しめる観光地やおいしい食べ物がたくさんあります。皆さまのご参加をお待ちしております。一緒に沖縄大会を楽しみましょう。

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